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丹波乳業さんにお邪魔してきました!

こんにちは!

 

牛乳ならこの味が好きで、以前はよく光洋で買っていたのですが、

売れる回転が遅く値引きシールが貼られているのを良く見かけ、

ついにはラインナップから消えてしまいました。

その理由の1つには他よりも価格が少し高いから。

ただ並べているだけでは価値が伝わらず、

他のものと価格だけで判断されてしまう。

残念ながら私は暫くこの「氷上低温殺菌ノンホモ牛乳」

を飲めなくなっていたのですが、やはりこの味わいを、と

丹波乳業さんを訪ねてきました。

午前中はスタッフさんのお話しを伺い、

工場のライン等を見せて頂き、

午後は牛舎へ。

 

この氷上低温殺菌ノンホモ牛乳の原料乳となるのは

なんと限定4農場だけ!

そののうちの1つであり、丹波乳業の社長様

でもある吉田さんの農場にお邪魔させて頂きました。

 

こじんまりとした牛舎を入ると、可愛い子牛ちゃんたち。

私たちにおびえる子牛ちゃんに臆病者の娘を粘り強くタッチさせて下さろうとする

優しい社長様です。

 

吉田社長は北海道の大学で畜産を学び、卒業後酪農家となり、

その中で、丹波・但馬地区約140校の学校給食の牛乳を納入していて、

知名度も高いながらも、売上不振と設備の老朽化により存廃を議論されていた

氷上牛乳センターの工場の再建を名乗り、

丹波乳業株式会社を設立、社長となられました。

 

そして奥の牛舎には開放的で、大きなファンで涼しく保たれた

牛舎で大きな牛(ホルスタイン)さんがのんびり過ごしていました。

 

通常酪農家の9割は繋ぎ飼いだそうですが、

吉田社長はこうして牛を自由に放して飼育されることに

こだわっています。

牛のエサとなる牧草も量的不足で輸入もしますが、近隣で育てられた牧草と堆肥を使用しています。

 

私たちの飲む牛乳、子供たちが飲む牛乳が、

こうして身近なところで、身近な生産者のもとで、

実際の目の前の牛たちからできている。

この安心感、信頼感は他に代えがたい価値、ではないでしょうか。

 

牛乳への加工については、この道40年以上のベテランも加わり、

低温殺菌、ノンホモにこだわります。

 

通常牛乳は100℃を超す高温で殺菌するのですが、

それでは含まれるたんぱく質が壊れ、

本来の牛乳の風味が飛んでしまいます。

それに対して低温殺菌は65℃で30分ゆっくりと熱を加えるので

牛乳臭さがなく、絞りたての美味しさが残ります。

 

また通常ミルクの性質を均一にするために、ホモゲナイザーという機械で

脂肪球を壊しますが、それをしていないのがノンホモ。

風味が落ちるのも早くなりますが、

これもまた自然の味わいを残すための

こだわりです。

 

まだまだ私のような素人には語り尽くせませんが、

 

この氷上牛乳、

1000mlで価格は350円位です。

一般のものからすると少し高いです。

 

でもぜひ一度味わってみて下さい。

 

Fu-do*Foodsにも入荷します!